年中アイス

いろいろつらつら

2015年に購入してよかったもの

去年に引き続いて何点か。今年はそんなにもの買ってないかなーというところ。来年引越しする時に色々買い換えるので、その時にまた便利にしたいところです。

ドラム式乾燥機能付き洗濯機

Amazon.co.jp: Panasonic ドラム式洗濯乾燥機 9kg 左開き クリスタルホワイト NA-VX3500L-W: 大型家電

多分一番有効に時間を使えるようになった買い物。15万ぐらいしましたが、全然ペイしてます。何がいいかというと、天気に関係なく、洗濯が完了すること。ヒートポンプ式で、3時間ぐらいで乾燥まで完了。

今までは、干すために晴れた休日を使ってましたが、それがいつでもよくなったので、休日が有効に使えます。梅雨や雨続きでも関係ありません。大体平日昼ぐらいにタイマーかけて、帰ってきたらたたむという流れで、時間がだいぶ浮きました。

今は新しいモデルが出てるようで買ったやつは、もう生産終了の様子。

iPad mini 4

iPad mini 4 - Apple(日本)

iPad mini初代からの買い替え。2,3が初代より厚く重い点がネックで渋ってましたが、やっと軽く薄くなり、TouchIDも付いたので買いでした。 さすがに初代と比べると全然スピードが違うので、家でちょっと調べたりニュース見るのには最適です。

NEC モバイルルータ

Amazon.co.jp: NECプラットフォームズ SIMロックフリー LTE モバイルルーター Aterm MR04LN ( デュアルSIM 対応 / microSIM ) PA-MR04LN: パソコン・周辺機器

タイ行きでSIMフリー購入しましたが、iPhoneの方だけで済んだので、単なるバージョンアップ。 仕事柄常にMacでリモート作業が必要なのもあり使ってます。単にちょっと使いたいだけの人は、iPhoneテザリングでいいと思います。(通信量制限は気をつけないといけません)

iPhoneは、OCNの最小プランで済ませているので、これは別のSIMを刺して使ってます。電池の持ちもあるので、私は分けたい派。まだデュアルSIMでは使ったことはないです。

買った後、amazonが値引きセールしていて、値段的にも2万前後ぐらいに下がってるようです。

ベッドマットレス

フランスベッドで高いのを買ってみて、寝心地がすごくいいです。人生1/3ぐらいは寝てるので、睡眠に投資するのはいいと思います。展示場で寝転がってみて、えいやで買いましたが、2,3日買う前に使えたらいいのになと思います。来年は掛け布団も少しいいやつにしてみようと思います。

取り寄せ海老 2kg

【楽天市場】ギフト【送料無料】どっデカ!生赤えび2kg〈天然有頭〉焼きでも刺身でも/新鮮船上凍結(約45尾〜55尾)2キロ/海老/えび/エビ/あかえび/赤えび/赤エビ/刺身/唐揚げ/bbq 海鮮/バーベキュー セット/200904/rdc/がってん:カニとマグロの『がってん寿司』

贈り物でもらって、自分でもリピートしてる海老。大体50匹ぐらい入っていて、サイズ的にも冷凍庫に入りやすいです。流水で解凍すれば生で食べられて、焼いても茹でても甘くて美味しい。取り寄せはカニが目立ちますが、この海老はコスパ良くておすすめです。

釣り道具各種

趣味的な物欲は全て釣り道具だった2015年。竿とリールが5セットぐらいとバスルアー、ソルトルアー、船タイラバと結構買いました。一応バスもサバもタイも釣って(釣れないのも含めて)楽しめたので満足してます。

技術本

暗号化入門など、色々買いました。やろうと思ったことが書籍化されて、それを参考にできるという流れに乗っているので助かります。最近は本当に数が多く触りだけのも増えましたが、ややニッチな感じの詳しい書籍も多く出ているので、気になったら買って会社に置いてます。

来年

引っ越すので、冷蔵庫を買い替えたり、ルンバを導入したりしようと画策中。食洗機は付けられるかどうかがまだ不明。どんどん機械や外部サービスに任せてやりたいことをやれるようにしていきたいところ。

データに対する時間がたくさんある

ちょっとハマったので、整理というか殴り書き。

一つのデータにも様々な時間が関わります。

スマートフォンアプリから、WebAPIを経由して、DBおよび検索エンジンに至るまでのデータに対する時間

- ユーザが作成した時間
- アップロードした時間
[↑スマートフォン端末側]
-------------------
[↓サーバ側]
- APIが受け付けた時間

- DBMasterに記録された時間
- DBMasterで参照可能になった時間

- DBSlaveに記録された時間
- DBSlaveで参照可能になった時間

- 検索エンジンに反映された時間
- 検索エンジンで検索可能になった時間

これらの時間を取り違えると、挙動がおかしくなります。

スマートフォンの時間、サーバの時間

大きな点として、スマートフォンと、サーバシステムでの時間の扱いがあります。

基本的にスマートフォン側の時間は、ずれることもあることや、基本的にサーバ側からは操作不可で、それを考慮する必要があります。また、スマートフォンはオフライン時に操作してそれを後から送信するといったユースケースがあるため、一概にサーバ到達時刻に置き換えることができません。

もちろん端末の時間がずれていたら別なので、その対処も必要です。日記などの時刻の場合は、ユーザが意図的に変更していても問題ないですが、特定のイベントに関することや、厳密にその時間に行ったことを証拠とするケースでは端末とサーバシステム側の時刻の整合性が必要です。

サーバ側では、基本的に複数台で同一の時間になるようにNTPで調節します。そして、システム的に記録した時間が重要になってきます。例えば、APIで受け付けた時間を、ユーザが作成した時間と取り違えると、実際にユーザが作成したは時間はいつなのか、消えて無くなります。

DB上に記録された時間も同様です。DBに記録された時間はユーザが作成した時間とは異なりますし、APIが受け付けた時間とも異なります(少なくとも数ミリ秒は)

また、DB上に記録された時間で厄介なのがトランザクションです。MySQLの場合、NOW()で、その時間はMySQL側の現在時刻に合わせることはできますが、トランザクションが完了するまで、別の接続からはそれを見ることはできません。つまりデータは存在する(予定)ですが、その時点では見えない状態です。 つまり、他の接続からは、この時間からこの時間の間に作られたデータを参照しても、ある時点では存在しないことになっていたが、後から存在していたことになった。という状況が生まれます。

単純に、1分前から今までに作成されたデータを参照していたら、参照インターバルをまたぐデータ作成・更新があると抜けるケースが出てきます。

さらに検索エンジンへの反映も、時間差は生まれるので、同様にDB上での時間と検索エンジンで検索できるようになった時間がずれるので、同様の問題が発生します。

秒以下も重要

また、これらの時間を秒単位で記録している場合、ミリ秒での前後関係の問題が出てきます。

12:00:00に作成されたデータが、12:00:00に参照しても取得できなかった場合に、それが遅延によるものなのか、そもそも順番が違うのかが判断できません。

  • 参照が12:00:00.001に来て、作成が12:00:00.999に行われていたのか(作成前の参照なので正常)
  • 作成が12:00:00.001に来て、参照が12:00:00.999に行われていたのか(何かしら遅延があったのか)

APサーバの場合、1台の中であれば、ログファイルの順序で判断できるケースもありますが、基本的に複数台で構成されるため、それらをマージすると秒以下の順序は無くなります。

他にも

タイムゾーンサマータイムなどが時間では大きな落とし穴になります。 あまりまとまってないのと、それでどうするのかというところは書けてないですが、とりあえず殴り書き。

GRANTで起こすDB接続障害

MySQLの権限追加でGRANT文を使った時に、DB接続障害を起こす失敗の仕方です。

GRANTSは、MySQLユーザに対しての権限を付与する構文です。

MySQL :: MySQL 5.6 Reference Manual :: 13.7.1.4 GRANT Syntax

よく紹介されているのは、CREATE USERを使ってユーザを作ってから、GRANTで権限を付与する流れです。 ただ、GRANTで、うっかりホスト名を厳密にすると、DBに接続できなくなります。

何が起きるか

試していきます。2つのホストを使います。試す環境の準備は省略します。*1

  • 192.168.50.11 mysql serverが稼働中
  • 192.168.50.12 mysqlクライアントの接続元

まずrootユーザで接続し、DBを作成、ユーザを作って権限を付与します

CREATE DATABASE mydb;
CREATE USER 'myuser' IDENTIFIED BY 'mypassword';
GRANT SELECT ON mydb.* TO 'myuser';

192.168.50.12から以下のように接続できます。

$ mysql -umyuser -h192.168.50.11 -p
mysql>

rootユーザで、以下のコマンドでUPDATE権限を付ける際に、ホストの指定(192.168.50.%)を追加します。

GRANT UPDATE ON mydb.* TO 'myuser'@'192.168.50.%';

そうすると、前述の接続コマンドで接続しても、以下のように接続できません

$ mysql -umyuser -h192.168.50.11 -p
Enter password:
ERROR 1045 (28000): Access denied for user 'myuser'@'192.168.50.12' (using password: YES)

なぜ?

この事象がなぜ発生するかというと、理由は簡単です。以下のようにユーザ一覧を見るとはっきりします

SELECT User,Host,Password FROM mysql.user WHERE User = 'myuser';
+--------+--------------+-------------------------------------------+
| User   | Host         | Password                                  |
+--------+--------------+-------------------------------------------+
| myuser | %            | *FABE5482D5AADF36D028AC443D117BE1180B9725 |
| myuser | 192.168.50.% |                                           |
+--------+--------------+-------------------------------------------+
2 rows in set (0.00 sec)

そうです。'myuser'と 'myuser'@'192.168.50.%'は、別扱いなのです。考えてみれば当たり前です。

気をつけること

気をつけないといけないのは、GRANTは、存在しないユーザとホストの組み合わせを指定すると、そのユーザを作成することです。*2 さらに、パスワード指定がない場合に、空パスワードでユーザを作成することです。 そのため、この場合は、厳密になったHostに該当する場合に、今まで使えていたパスワードと一致しないので接続に失敗します。

DBにつながらない。運用中のサービスだと恐ろしいですね。

最初から厳密に、ユーザと接続元を定義している場合は発生しにくいかなと思います。最初つけていなくて、あとからうっかりユーザは一緒だけど接続元だけで権限を分けよう!という気持ちになると、やったあとにひどいことになります。

*1:たまたま手元にあったvagrant環境はMySQL 5.6.19でした。

*2:ここではHostだけ変えてますが、ユーザ名を間違えると、そのユーザが作成されます